B型肝炎

B型肝炎とは?

B型肝炎はhepatitis B virus (B型肝炎ウイルス、HBV)が感染して起こる状態の総称です。
出生時や免疫低下状態における感染では慢性キャリア化を高頻度に起こしますが、免疫系が発達した成人では通常一過性感染のみを起こします。

 

症状

倦怠感、食欲不振、赤褐色尿等を訴えて患者が来院するのは、通常トランスアミナーゼの上昇がピークに達する頃です。
顕性黄疸の出現後に来院する人も多くみられます。

 

治療

多くの例が自然に軽快するので、慎重に経過を観察します。慢性化はほとんどありません。
トランスアミナーゼが300を越えている、あるいは顕性黄疸があれば入院させて経過を観察します。食欲不振が強ければ随時点滴を行います。皮疹も通常は自然に軽快するので、外用剤等で保存的に対処します。